完全不定期! おっさんのつれづれ草

名もなく 地位なく 姿なき おっさんの繰り言

新球団くふうハヤテ、厳しい船出

どうも、おっさんです。

 

いよいよ2024年プロ野球が開幕しましたね。

今年の大きな変化として、二軍限定ながら2つの新球団誕生が挙げられます。

 

以前当ブログでも取り上げましたが、2004年の球界再編の結果、イースタン、ウエスタン両リーグの球団構成が奇数となってしまい、日程の編成に支障をきたす状態が続いていました。

そこで各リーグに1球団ずつ追加して偶数とすることになったわけです。

 

公募の結果、イースタンにはオイシックス新潟アルビレックスBC、ウエスタンにはくふうハヤテベンチャーズ静岡がそれぞれ参加することになりました。

 

これは歴史的な転換点といえるでしょう。

やはりいち野球ファンとしてはわが目で観てみたいものです。

 

ただし、私ことおっさんが住む西日本からはくふうハヤテの静岡、オイシックスの新潟はあまりにも遠い。

ですが、ウエスタン所属のくふうハヤテは広島東洋カープとの対戦があり、これは好機です。

さっそく出かけてみました。

 

カープの二軍は、由宇球場こと「広島東洋カープ由宇練習場」を本拠地としています。

その名の通り、あくまでも練習を公開しているという立場を取っており入場無料なのは嬉しいですね(駐車場代金1,000円は必要)。

 

私がここを訪れるのはずいぶんと久しぶりで、当時は達川光男二軍監督でしたから、26年ぶりとなります。

なんだかデジャブですが。

 

見るとスコアボードは電光掲示板になってるし、球団グッズなどを扱う売店もできています。

ですが、のんびりと過ごせる二軍球場ならではの雰囲気は変わりません。

試合を観つつ、木立の中をゆっくりと散策できました。

売店内にはこれまでの名選手の写真やサインも飾られている。が、バティスタ選手の写真もあるけど、ええんか?

さて、今日は週末ということもあってか、多くのファンでにぎわっていました(あくまでも二軍戦にしては、ですよ)。

静岡からの遠征でしょうか、くふうハヤテのユニフォームを着た人もちらほら見かけました。

 

さて、試合のほうですが、やはりくふうハヤテは戦力的に厳しいと言わざるを得ません。

前日まで11試合を戦い、1勝9敗1分でウエスタンリーグ最下位となっています。

 

既存12球団からの戦力外選手、あるいはプロ入りを望みながらもドラフト指名を得ることがかなわなかった選手らで構成されているのですから、やむを得ないことでしょう。

また独立リーグで10年以上の歴史があるオイシックスと違い、くふうハヤテはチームをまさにゼロから立ち上げたばかりです。

 

それでもこの日だけで4エラーはさすがに多いと言わざるを得ないし、何よりまさかのノーヒットノーラン

相手は野村祐輔、杉田健、内間拓馬、コルニエルの4投手の継投とはいえ、戦力不足は素人目にも明らかでした。

まさかのノーヒットノーラン。くふうハヤテのHがゼロになっている。

二軍戦とはいえ、ノーヒットノーランを生で目撃したのは初めてです。

ピクニックさながらゆっくり観ようと思って来た今日の試合、まさか最終盤でドキドキすることになるとは思いませんでしたね。

 

経営的にも、二軍戦で収益を挙げなければならないのは大きなハンデだと思います。

既存12球団にとって二軍は将来の一軍選手を育成する場であり、極論すれば収益度外視でも構わないわけです。

現にカープは二軍戦は無料で公開しています(マツダスタジアムを使用する場合は有料)。

 

ですが一軍を持たない球団の場合はそうはいきません。

両球団とも冠スポンサーからの支援を得るなどしていますが、二軍戦での集客や露出には限界があり、経営的な厳しさは容易に想像できます。

 

以前当ブログでも、二軍新球団の先行きに厳しい見通しを述べています。

ですが、新しい試みにわくわくさせられたことも事実です。

なんとか軌道に乗せ、後に続く球団を観たいと思っています。

 

くふうハヤテベンチャーズ静岡、オイシックス新潟アルビレックスBC、応援しています。

がんばれ!